【小倉競輪 G1「第65回競輪祭」決勝】真杉がグランプリへ弾み

2023年11月27日 04:30

競輪

【小倉競輪 G1「第65回競輪祭」決勝】真杉がグランプリへ弾み
競輪祭で優勝した真杉匠(撮影・上田章博) Photo By スポニチ
 今年最後のG1「第65回競輪祭」決勝戦が26日、小倉競輪場で争われ、真杉匠(24=栃木)が優勝した。賞金4590万円(副賞含む)を獲得。真杉のG1優勝は8月の西武園オールスター以来2回目。2着は松井宏佑、3着は松浦悠士の決着だった。
 真杉は修正力を示して、自力戦でG1タイトルを獲得した。8月の西武園オールスターに続く今年G12冠を達成。決勝は、見せ場をつくれず7着に終わった4日目のダイヤモンドレースに続いての単騎戦だった。

 「勝負圏にいられなかったダイヤモンドレースの失敗を生かせた。南関勢が先行すると思っていたので、その後ろを取れたのが大きかったし、自分じゃないくらいうまく動けた」

 太田の捲りに合わせて踏み上げると、踏み遅れた簗田をさばいて松井後位を奪取。直線で鋭く抜け出すとゴール後は右手を突き上げた。オールスターは関東4車の番手回りで、吉田拓矢の先行に乗ってV。今度は自らの攻めでの戴冠となった。

 「オールスターは番手で重要な位置だった。今回はある意味、気楽に走れましたね。本当に良かった」

 G12冠を引っさげて年末の大一番に臨む。グランプリも関東は一人。再び単騎での戦いも考えられる。

 「いいイメージができたし、この流れで行けたら」

 賞金ランク2位に浮上した24歳の若武者は、大一番でもてっぺんを目指す。

 ◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年2月1日生まれ、栃木県宇都宮市出身の24歳。作新学院高卒。18年7月プロデビュー。師匠は小田倉勇二(埼玉=91期)。主な優勝は第66回オールスター競輪(23年)、第65回競輪祭(23年)。通算成績は469戦188勝。1メートル75、76キロ。血液型A。

おすすめテーマ

2023年11月27日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム