【小倉競輪 G1「第65回競輪祭」決勝】真杉がグランプリへ弾み
2023年11月27日 04:30
競輪
「勝負圏にいられなかったダイヤモンドレースの失敗を生かせた。南関勢が先行すると思っていたので、その後ろを取れたのが大きかったし、自分じゃないくらいうまく動けた」
太田の捲りに合わせて踏み上げると、踏み遅れた簗田をさばいて松井後位を奪取。直線で鋭く抜け出すとゴール後は右手を突き上げた。オールスターは関東4車の番手回りで、吉田拓矢の先行に乗ってV。今度は自らの攻めでの戴冠となった。
「オールスターは番手で重要な位置だった。今回はある意味、気楽に走れましたね。本当に良かった」
G12冠を引っさげて年末の大一番に臨む。グランプリも関東は一人。再び単騎での戦いも考えられる。
「いいイメージができたし、この流れで行けたら」
賞金ランク2位に浮上した24歳の若武者は、大一番でもてっぺんを目指す。
◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年2月1日生まれ、栃木県宇都宮市出身の24歳。作新学院高卒。18年7月プロデビュー。師匠は小田倉勇二(埼玉=91期)。主な優勝は第66回オールスター競輪(23年)、第65回競輪祭(23年)。通算成績は469戦188勝。1メートル75、76キロ。血液型A。