【チャレンジC】ベラジオオペラ 大激戦“1センチ差”V!横山和「何とかという思いでした」
2023年12月03日 05:16
競馬
無傷の3連勝で挑んだ春クラシックは皐月賞こそ10着と大敗を喫したがダービーではタイム差なしの4着と善戦。夏は牧場で英気を養った。だが、今年の異常な暑さの影響で体調を崩し、秋始動予定だった神戸新聞杯を回避。約6カ月ぶりの実戦で馬体重は20キロ増となる514キロ。ひと回りもふた回りも大きくなった。上村師は「体が増えたのは成長分。勝ったから言うわけではないが自信を持って送り出した。ここを勝たないとG1とは言ってられない。これからも大事にやっていきたい」と期待を膨らませる。実績のある年長馬を地力でねじ伏せた。まだ伸びしろは十分。次走は未定ながら大舞台に向けて、楽しみが広がった。
◆ベラジオオペラ 父ロードカナロア 母エアルーティーン(母の父ハービンジャー)20年4月7日生まれ 牡3歳 栗東・上村厩舎所属 馬主・林田祥来氏 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績6戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億6147万8000円 馬名の由来は冠名+歌劇。
《プレゼンターに侍前監督栗山氏「縁を感じます」》3月のWBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹氏(62)がチャレンジカップのプレゼンテーターを務めた。栗山氏は競走馬と関わりが深く、16年にディープインパクトをけい養先の北海道安平町の社台スタリオンステーションに訪ねて以来、19年に他界した後も墓参りを欠かさない。同ステーションでけい養されているロードカナロア産駒のベラジオオペラが勝利し「ロードカナロアにも何度も会っているので。何か縁を感じます」と感慨深げだった。