【住之江ボート SG第38回グランプリ連載<17>】馬場貴也 チャンスは過去イチ
2023年12月17日 10:00
ボートレース
危なっかしいレースが増えても、MVPまで駆け上がると周りは注意しにくい。その時、唯一声をかけてくれたのがMVP経験者である石野貴之だった。
「最近レースが危ないんちゃうかと注意を受けて、それからですね、自分を取り戻せたのは。それ以降はMVPは頭から消えました。落ち着いて走ったら調子も上がってきて、オーシャン優出、メモリアル優勝につながった。改めて凄い先輩だなと思いました」
昨年のGPは初めて優勝戦まで駆け上がって6号艇から準V。結果的にはあと一歩だったが、その一歩がとてつもなく大きかった。
「優勝するには準備、調整面も大切ですが、それ以上に流れと運とメンタルです。いかに平常心を保つか。チャンスは過去イチあると思ってます。いろいろ経験を積んできたので。石野さんのような勝負強さを発揮したいですね」
賞金ランク2位でセカンドステージの1号艇から出発する。昨年も1号艇スタートだったが、4着に敗れた。その経験も生かす。
「滋賀支部にはGP覇者がいない。名前を刻んで第一人者になりたいですね」
これを勝てば2年連続MVPは決まりだ。