【ホープフルS】シリウスコルト 2歳チャンプへみなぎる活気 極寒の美浦で激アツ調整
2023年12月25日 05:19
競馬
宗像師は「元気いっぱいですね。前走後はここを目標に順調に調整。使うたびに体が増えて、前走よりプラス体重で出られると思います。バランスも良くなって、いい成長曲線を描いています」と目を細めた。
前走・芙蓉Sが圧巻だった。舞台は今回と同じ中山2000メートル。道中は4番手で折り合いに専念。3角で前を行く3頭に並びかけ、外々を回るロスの多い競馬だったが、最後の直線でも末脚が衰えることはなく2馬身差の完勝だった。三浦は「前走(新潟2歳S5着)の返し馬の感触から距離を延ばしてほしいと思っていた。流れが遅くなって少しハミを取ったが、普通の流れなら、ばっちり折り合える」と高く評価した。
父マクフィの日本での代表産駒は21、23年のアイビスサマーダッシュを制したオールアットワンス。自身も現役時は1400~1600メートルで活躍。産駒は短距離志向が強い。シリウスコルトも1200メートル戦でデビュー勝ちしたが、鞍上の進言が功を奏し、長いと思われた2000メートルで素質を開花させた。
宗像師は「距離が延びて良さが出ましたね。なかなかスタミナがある。前走は上手に競馬ができていい内容でした。同じ舞台で1回走っていることだし、来年につながる競馬を期待したい」と来春のクラシックも見据えている。鞍上の三浦は悲願のJRA・G1初制覇なるか注目だ。