【京都金杯】ドーブネ 京都マイルで飛躍の24年!3連勝で重賞初制覇へ

2023年12月30日 05:23

競馬

【京都金杯】ドーブネ 京都マイルで飛躍の24年!3連勝で重賞初制覇へ
ドーブネ Photo By スポニチ
 24年の中央競馬は6日から始まり、3日間開催が組まれている。新年恒例の「第62回スポニチ賞京都金杯」は個性派が顔をそろえ、見応えある一戦となった。リステッド競走を連勝中のドーブネは数少なくなってきたディープインパクト産駒。同産駒の“庭”である京都マイルで重賞初制覇に挑む。
 秘めていた素質が一気に開花した。ドーブネはこの秋、マイル路線へ転じて2連勝。強さがキラリと光る勝ちっぷりだった。
 2走前のポートアイランドSは道中2番手から鮮やかに抜け出した。東京へ遠征した前走キャピタルSはサッとハナに立ち、1馬身半差で逃げ切った。その2戦はいずれも前半3Fが35秒9の緩い流れで折り合い、上がり3Fは33秒台をマーク。父ディープインパクト譲りの切れ味を見せた。南井助手は「前走はスピードの違いでハナを切ったが、控える競馬も大丈夫。精神面が大きく成長して落ち着いているのもいい」と好感触。21年千葉サラブレッドセールで5億1711万円(税込み)で取引された期待馬がついに本格化ムードだ。

 前走後は栗東に在厩して調整。ホープフルS当日の28日はCWコース単走でビシッと負荷をかけて6F82秒3~1F12秒2をマークした。仕上がりは順調。南井助手は「気配はめっちゃいい。以前に比べて体を起こして走れるようになったことで、今週も力強く動けていた」と進化した走りを伝えた。

 今年の京都金杯は4年ぶりに本来の京都芝1600メートルで施行される。当コースはキャリア15戦目で初起用となるが、ディープインパクト産駒にとっては“庭”と言える絶好の舞台。「逃げにはこだわらないし、直線平たんの方がより競馬はしやすい。開幕週の奇麗な馬場もいいし、京都替わりはプラスになると思う。とにかく自分のリズムで競馬をするだけ」。飛躍を期す24年。まずは3連勝で重賞初制覇を目指す。

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