【弥生賞】ダノンエアズロック 堀厩舎ダービー連覇へ“タスティエーラの道”
2024年02月27日 05:30
競馬
今回コンビを組むキングが22日の1週前追いに騎乗してコンタクトを取った。雨で湿ったWコースは重馬場だったが、5F64秒9~1F11秒1でダイナミックに末脚を伸ばした。キングは「気分良さそうに走っていた。いい状態でレースに向かえそうです。品があってハイクラスの馬と感じました。レースで乗るのがとても楽しみになりました」と絶賛していた。
実際、短期間に大きな成長を遂げている。466キロでデビューした新馬戦から4カ月半ぶりの出走だった前走はプラス20キロで出走。そこから4カ月空いた今回はさらにプラス体重で出走することになりそう。堀師は「今回も20キロ近く増えていて、1週前追い後の馬体重は499キロです。状態を把握しながら順調に仕上がっています」と言う。自身が管理して日本、香港でG1を6勝したモーリスの産駒だけに名伯楽の思い入れは強い。「モーリス産駒なので、気持ちの高ぶりには気を使っています。直前の追い切りはもう微調整程度でいいでしょう」と確かな手応えを得ている。
昨年も堀厩舎のタスティエーラがこのレースを勝ち、その後ダービーも制して世代の頂点に立った。2年連続ダービー制覇の夢へ向け、ダノンエアズロックがまずは皐月賞切符を手に入れる。