【スプリングS】シックスペンス デビュー3連勝へ豪快併せ2馬身先着!国枝師うなった「完璧」
2024年03月14日 05:28
競馬
エリカリーシャン(3歳1勝クラス)を1馬身追走する形でスタートし、ゴール前で追われるとあっという間に僚馬を抜き去り2馬身突き抜けた。4F52秒7~1F12秒3。指揮官は「先週しっかり負荷を掛けている(Wコース5F65秒5~1F11秒5)ので、当週としては十分な動き」と状態に太鼓判を押した。
新馬戦→ひいらぎ賞とトリッキーな中山マイルで無傷2連勝。共にレースセンスの高さを示しながら、走破時計も1分37秒1→1分35秒5と順当にパフォーマンスを上げてきた。今回はアーモンドアイで芝G1・9勝の金字塔を打ち立てた国枝厩舎×ルメールの最強タッグが再結成。新馬戦で手綱を取ったルメールは「スペースを見つけてからはいい瞬発力を見せてくれた」と当時からその素質を高く評価していただけに、期待は高まるばかりだ。
初の1800メートルとなるが、キズナ産駒はJRA芝重賞24勝のうち半数以上の13勝を1800メートル以上で挙げている。血統面からも距離延長は問題なく、国枝師も「デビューから馬体もしっかり成長している。1Fの延長なら問題ないよ。クラシックに向けて賞金を加算したいね」と心配していない。母フィンレイズラッキーチャームは米国G1馬(18年マディソンS)で血統的スケールも大きい。名門の良血馬がデビュー3連勝で重賞も突破し、大舞台につなげる。