【桜花賞】池江泰郎氏 2頭双璧!!勝負のアヤは4角の攻防
2024年04月08日 05:28
競馬
とはいえ、そういった攻防も含めてG1の厳しい競馬だ。ステレンボッシュは世代の頂点に立つにふさわしい実力を備えていた。素晴らしい名牝を過去にも育ててきた国枝厩舎からまた牝馬クラシックを手にする馬が誕生することに感嘆するばかり。阪神の外回りはコーナーが緩やかで直線は長いから、ジョッキーの意図した運びができる。ましてや、折り合い面に不安ないから中団待機も必然だっただろう。次なるオークスも2頭双璧、の構図だ。
中団待機の2頭が1、2着を占めたのに対し、後方に陣取った3着ライトバック、4着スウィープフィートも末脚に威力があった。この世代、2歳G1と桜花賞で関東馬が幅を利かせているが、3着と4着の関西馬はオークスで楽しみを抱かせる走りだった。(スポニチ本紙評論家)