【天皇賞・春】ドゥレッツァ気合注入!菊花賞馬の力戻った、CW単走ラスト伸びて1F11秒7
2024年04月25日 05:30
競馬
未勝利から5連勝で昨年の菊花賞を制した。今年初戦の前走・金鯱賞は中団から徐々にポジションを押し上げるも直線、前が壁で追い出しが遅れるロス。馬場の真ん中に進路を取ってからは、さすがの末脚だったが内々をうまく立ち回った勝ち馬プログノーシスから5馬身差の2着。新馬3着以来の黒星を喫した。指揮官は「休み明けの分もあり、(メンタル面の)調整で苦労した」と振り返る。
メンタル面を考慮し、渋滞が予想されるゴールデンウイークの長距離輸送を避けて10日、ひと足早く栗東入り。初めての環境にも、すぐに慣れ、滞在効果は十分。「前回の中間は無駄に力んでいたところがあったが一度使ってガスが抜けました。上がり調子で怖いもの知らずだった菊花賞の頃の雰囲気が戻ってきた」と前向きな言葉を並べた。
主戦のルメールが先月30日のドバイターフで落馬負傷したため、鞍上は3走前・日本海Sで新コンビを組み、勝利に導いた戸崎に依頼した。17日、美浦から栗東に駆けつけ、1週前追いでコンタクトを取った戸崎は「とても良かったと思う。落ち着いて、ほど良く行きっぷりもあった」と好感触を口にしつつ、「パワーアップもしていると思うし、精神的にどっしりしたイメージを受けた」と成長ぶりを伝えた。G1制覇を飾った京都の長丁場で圧倒的なパフォーマンスを発揮する。