【日本ダービー】牝馬レガレイラ悠々!3頭併せで余力十分 木村師も自信「彼女らしさ出てきた」
2024年05月23日 05:27
競馬
アトリウムチャペル(3歳1勝クラス)を前に、アンパドゥ(3歳未勝利)を後ろに置く形でスタートした、助手騎乗のWコース3頭併せ。序盤はかなりゆったりしたラップを刻んだが、しっかり我慢が利いている。僚馬の間に入った直線は、追えば追うだけ伸びていきそうな抜群の手応えのままゴールイン。いっさい無理をせず馬なりで5F69秒4~1F11秒8をマークし、余力十分に併入した。
前走の皐月賞は調教でしっかり負荷をかけたが、6着と結果が出なかった。今回はその経験を生かし、あえてゆとり仕上げを選択。精神的、肉体的に追い込まないことで、レガレイラは本来の走りを取り戻した。トレーナーは「スタートから元気良く、フットワークの質に彼女らしさが出ていた」と復調に自信をのぞかせる。
1週前追いで昨年ホープフルS(1着)以来4カ月半ぶりにコンタクトを取ったルメールも「反応が凄かった。自ら動いて、走り方もフットワークも息遣いもちょうど良かった。コンディションは良かった」とパートナーの好状態に手応え。続けて「体が大きくなりメンタル面も大人になった。能力も上がっている」とさらなる成長を実感している。再び火をともした名牝候補。07年ウオッカ以来の偉業は目の前に迫っている。