【平塚オールスターファン投票結果発表】古性優作が初のファン投票1位「まさかです」
2024年06月17日 17:58
競輪
グランプリ1勝、G1を6勝。実力に人気が追いついた古性は「強ければG1のタイトルは獲れるが、オールスターのファン投票はそれ以上に難しいもの。日々、自分が信じてやってきたものが一つ認めてもらえた。凄くうれしいです」と喜びを語った。
支持を得られたのは勝利への飽くなき執念をファンが評価したからだ。高松宮記念杯決勝での突っ込みもそうだった。「優勝した北井(佑季)さんに迷惑をかけてしまった。前に3車いて外を踏んだら間に合わないと思ってイチかバチかで。自分からも人気になってましたし、北井さんとどっちも1着で人気だった。やっぱり最後まであきらめたくなかったので。北井さんにも南(修二)さんにも迷惑をかけたが、あのコースを踏ませてもらった。後悔はしていない。イチかバチかで(コースに)入っているので」。こう大一番を振り返った。
古性が抱く美学がある。「結果はもちろんそうだが、自分は勝っても負けても納得してもらえる走りができたらいいなと思って。負けて納得してもらえるはないが、できるだけそう思ってもらえるように。勝ち方も大事だが負け方も大事だと思っている」としみじみと語った。
平塚オールスターではパリ五輪に出場するナショナルチーム勢と激突する。「(ナショナルチーム組が)いた方がいい。走りたいですね」と対戦に胸を踊らせ「競輪は戦略でひっくり返せる可能性があるから」と対戦に思いをはせた。
大きな勲章が一つ加わった古性。「一つ一つ積み重ねてきた自分のレースを評価していただいたと思う。もっと隙のない選手を目指して、今のスタイルを突き詰めていって、もっともっと安心して買ってもらえる選手になりたい」と決意を新たにしていた。