オオタニサーン 中央競馬・東京3Rで初勝利 大谷翔平のように実況で米国風馬名連呼

2024年06月17日 12:00

競馬

オオタニサーン 中央競馬・東京3Rで初勝利 大谷翔平のように実況で米国風馬名連呼
16日、3R・3歳未勝利戦で勝利したオオタニサーン Photo By スポニチ
 中央競馬の東京競馬場で16日、3R・3歳未勝利戦で「オオタニサーン」が3戦目で待望の初勝利を挙げた。米ドジャース・大谷翔平の実況でおなじみの言葉を想起させる馬名。競馬界では大谷の活躍にあやかったとみられる名の競走馬が増えており、オオタニサーンの初勝利は大きな反響を呼んだ。
 ダート競馬の本場・米国生まれのサラブレッドで、父は3冠王ならぬ米クラシック3冠達成の名馬ジャスティファイ。レースは好発から2番手を取ると直線半ばで抜け出し、2馬身半差をつける完勝劇。場内実況を担当するラジオNIKKEIの大関隼アナウンサーが、「ビッグフライ、オオタニサーン」のフレーズで人気を博したエンゼルスの実況アナのビクター・ロハス氏を想起させるイントネーションで馬名を連呼。これには観客も大盛り上がりで、オオタニサーンに割れんばかりの拍手を送った。

 騎乗した三浦皇成騎手は「内容的にも完勝だった」と振り返る。勝ちタイム1分24秒2は東京ダート1400メートルの良馬場施行の未勝利戦では最速タイの好記録だ。スピード能力は非凡で、将来的には芝との“二刀流”の夢も膨らむ。

 母アメリカンソングもアルゼンチンでG1を勝っており超がつく良血馬。所属する堀宣行厩舎もダービー2勝(15年ドゥラメンテ、23年タスティエーラ)を挙げるなどドジャースばりの名門だ。日本で活躍を続ければ、米国の競馬に挑戦する日が来るかもしれない。

 ≪著名人にちなみ…≫野球選手に関する馬名では、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(88)と松井秀喜氏(50)にちなんだ「サンバンナガシマ」「ヨバンマツイ」が有名。2頭は活躍した時期は違うが、同じ馬主だった。マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が由来の「ダノンイチロー」という馬もいた。馬主でもあった故大橋巨泉さんがビートたけし(77)にちなんで名付けた「タケシツービート」など芸能人に関する馬名もある。サザンオールスターズが由来の「ショウナンサザン」は2006年のアザレア賞などで勝利を飾った。

 ≪ソフトバンク柳田所有馬デビュー ゴッドヴァレー3着≫プロ野球・ソフトバンクの柳田悠岐外野手が所有するゴッドヴァレーは、16日の京都5Rでデビューし、3着に入った。柳田は昨年7月のセレクトセールで1歳牡馬を3頭購入。30日の函館で2頭目のセイフウサツキがデビューを控える。

 競走馬を所有する現役プロ野球選手は柳田だけとみられる。中日などに在籍していた台湾人左腕チェン・ウェインは11年にJRAの馬主資格を取得。タレントの安田美沙子が命名したミチャエルなど2頭を所有していた。

 球界全体で見ると、日本ハムの新庄剛志監督、ロッテの吉井理人監督、DeNAの三浦大輔監督が競走馬を所有。元横浜の佐々木主浩氏はG12勝のヴィルシーナなどG1馬を3頭所有していた。

 芸能界では、G17勝のキタサンブラックを持つ北島三郎が筆頭格。他にも歌手の前川清、コメディアンの萩本欽一、TUBEの前田亘輝らが馬主として知られている。

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