【取手競輪 74周年記念 水戸黄門賞 最終日】吉田拓矢 地元記念初V「感無量でした」

2024年06月30日 18:30

競輪

【取手競輪 74周年記念 水戸黄門賞 最終日】吉田拓矢 地元記念初V「感無量でした」
<取手競輪場>地元の仲間に胴上げされる吉田拓矢(中央) Photo By スポニチ
 取手競輪の開設74周年記念「水戸黄門賞(G3)」は6月30日、12Rで決勝戦が行われ、地元の吉田拓矢(29=茨城・107期)が5車結束した関東勢の3番手から抜け出して優勝。吉田の記念優勝は22年9月の青森以来6度目、地元では初の栄冠となった。
 レース後、ド派手に右手を振り上げた吉田。関東5車の絆でつかんだ念願の地元記念に喜びは爆発した。「感無量でした。(地元記念優勝は)何度かチャンスがあったけど、届かなかった。地元記念優勝を目標にしてきたので本当にうれしい」と充実感に満ちた表情で話した。

 最強・脇本雄太に関東5人、一枚岩で挑んだ。スタートで芦沢辰弘が前を取ると、赤板過ぎから先頭の小林泰正が全開。最終ホームでは坂井洋が脇本が来る前に番手捲り。最後はその思いを無駄にしないよう踏み込んで、優勝をもぎとった。「泰正さんが2周から全開で持つところまで行く。洋も脇本さんが来る前に行くと言ってくれていた。先輩、後輩、仲間のおかげでここまで来られた。感謝の気持ちを忘れず、精進していきたい」と仲間に感謝した。

 昨年の後半は失格のペナルティーで第一線を退いた。そこからはい上がり、今年はダービーで決勝に進むなどの存在感を高めている。「良かったり、悪かったりという差をなくしていきたい。まだまだ満足せず、次にサマーナイトもある。気持ちを切らさずに頑張りたい」。充実の関東勢の核として、“ヨシタク”が決意を強める地元大団円となった。
(渡辺 雄人)

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