【江戸川ボート G2江戸川634杯モーターボート大賞 優勝戦】滋賀の波乗り男・片橋幸貴がG2初制覇
2024年07月21日 19:00
ボートレース
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インで若干、後手に回った権藤を捲って先行。「1マークを回って周りに誰もいなかった。スタート正常を確認した時に勝ったと思った」。バックで後続を突き放すと、2M以降は独り旅に持ち込む圧勝劇だった。
「(香川)颯太にペラを聞いて調整したのが良かった。足は全部が上位級でした」。頼りになる後輩から助言を得て、エース機と組む権藤をも上回る超強力なパワーを引き出した。表彰式を終えると、その香川を初めとした同支部の面々に同期の永井彪也も加わり、盛大な水神祭が行われた。
江戸川での優勝は今年2月以来、通算2回目。「江戸川のターンは自信がある。もっと認めてもらってG1に呼んでもらえるように頑張りたい」。地元の石渡鉄兵、福来剛にも劣らぬ波乗りの達人。巧者が多い今節においても乗りっぷりの良さは際立っていた。
この勝利で25年3月の若松クラシックの出場権利を獲得。順調にいけばSG初出場がかなう。「Fしたり風邪をひいたら行けんし…(笑い)。常に優勝できる選手でもないので、これからも目の前の一走で1着を獲れるように」。決して器用ではないが熱い心の持ち主。今後もブレずに一走入魂を貫く。
◇片橋 幸貴(かたはし・ゆきたか)1988年(昭63)6月20日生まれ、京都府出身の36歳。滋賀支部の109期生として11年11月、びわこでデビュー。12年12月の尼崎で初勝利。初優勝は17年6月の桐生イースタンヤング。通算41優出7V。主な同期は丸野一樹、島村隆幸、永井彪也ら。1メートル73、52キロ。血液型O。