【江戸川ボート G2江戸川634杯モーターボート大賞 優勝戦】滋賀の波乗り男・片橋幸貴がG2初制覇

2024年07月21日 19:00

ボートレース

【江戸川ボート G2江戸川634杯モーターボート大賞 優勝戦】滋賀の波乗り男・片橋幸貴がG2初制覇
G2江戸川634杯モーターボート大賞を優勝した片橋 Photo By スポニチ
 ボートレース江戸川のG2「江戸川634杯 モーターボート大賞」は12Rで優勝戦が行われ、2号艇の片橋幸貴(36=滋賀)が2コース捲りで1着。特別戦(G2以上)初制覇を飾り、優勝賞金490万円を獲得。加えて来年3月の若松SGクラシックの出場権利もゲットした。なお、節間の総売り上げは41億5126万6800円。目標の40億円を上回った。
 ガッツあふれる滋賀支部の“波乗り王”が栄冠を勝ち取った。「特訓、展示から景色はつかめていた。それと江戸川を数多く走らせてもらった経験値でいいスタートが行けました」。コンマ05のトップスタートを決めた片橋に迷いはなかった。

 インで若干、後手に回った権藤を捲って先行。「1マークを回って周りに誰もいなかった。スタート正常を確認した時に勝ったと思った」。バックで後続を突き放すと、2M以降は独り旅に持ち込む圧勝劇だった。

 「(香川)颯太にペラを聞いて調整したのが良かった。足は全部が上位級でした」。頼りになる後輩から助言を得て、エース機と組む権藤をも上回る超強力なパワーを引き出した。表彰式を終えると、その香川を初めとした同支部の面々に同期の永井彪也も加わり、盛大な水神祭が行われた。

 江戸川での優勝は今年2月以来、通算2回目。「江戸川のターンは自信がある。もっと認めてもらってG1に呼んでもらえるように頑張りたい」。地元の石渡鉄兵、福来剛にも劣らぬ波乗りの達人。巧者が多い今節においても乗りっぷりの良さは際立っていた。

 この勝利で25年3月の若松クラシックの出場権利を獲得。順調にいけばSG初出場がかなう。「Fしたり風邪をひいたら行けんし…(笑い)。常に優勝できる選手でもないので、これからも目の前の一走で1着を獲れるように」。決して器用ではないが熱い心の持ち主。今後もブレずに一走入魂を貫く。

 ◇片橋 幸貴(かたはし・ゆきたか)1988年(昭63)6月20日生まれ、京都府出身の36歳。滋賀支部の109期生として11年11月、びわこでデビュー。12年12月の尼崎で初勝利。初優勝は17年6月の桐生イースタンヤング。通算41優出7V。主な同期は丸野一樹、島村隆幸、永井彪也ら。1メートル73、52キロ。血液型O。

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