【福岡ボート PG1レディースチャンピオン】本間正則の“イイ値”は藤原菜希 空手の世界王者が女王へ

2024年08月12日 04:20

ボートレース

【福岡ボート PG1レディースチャンピオン】本間正則の“イイ値”は藤原菜希 空手の世界王者が女王へ
<レディースチャンピオン5日目>10レース準優勝戦、2着で優勝戦進出を決め笑顔の藤原(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 ボートレース福岡のプレミアムG1「第38回レディースチャンピオン」はいよいよ最終日、優勝戦。本間正則記者の「イイ値!このレーサー」は藤原菜希だ。
 三度目の正直で初のG1ファイナル進出。藤原が5日目10R準優2号艇で長嶋との2着争いを制した。19年の蒲郡、23年の津も2号艇で準優に挑みながら蒲郡は不完走、津は4着でベスト6入りを果たせなかったが、ついに壁を乗り越えた。

 「2号艇でなかなか乗れていなかったのでホッとした。反省を生かして乗ったつもりだったけど、同じようなレースをしてましたね」と苦笑いで振り返った。

 「エンジンは行きたいところに行ける。ただ、4号艇なら伸び型の調整を考える。思い切ってやってダメなら元に戻す」

 準優が終わるとペラ調整に着手。喜びに浸ることなく、準備を始めた。

 レーサーになる前は空手に打ち込んだ。天才高校生と呼ばれ、世界選手権優勝など輝かしい実績を残した。東京五輪(21年)で五輪種目に採用されたが、その頃に空手をやっていたなら金メダリストになっていたかもしれない。

 今回のパリ五輪は「体操の岡慎之助選手とか見ていました」とのこと。「自分もあんな安定感のある競走ができたらいいんですけどね」と笑い飛ばした。

 今開催前の8月4日は女手ひとつで育ててくれた母の誕生日だった。

 「大阪の実家に寄って、似合うパジャマをプレゼントしてお祝いをしてきた」

 “ケガをしないように”と応援してくれる母へ、G1優勝で、もうひとつ最高のプレゼントを贈る。

 【本間の買い目】12R、カドから伸ばして鋭く展開を切り裂く。<4>全全。

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