【小倉記念】リフレーミング重賞初制覇!首差かわしたレコードV、“夏男”鮫島師ラストサマーまだまだ熱く

2024年08月12日 05:30

競馬

【小倉記念】リフレーミング重賞初制覇!首差かわしたレコードV、“夏男”鮫島師ラストサマーまだまだ熱く
レコード勝ちするリフレーミング(右手前)(撮影・亀井直樹) Photo By スポニチ
 初めて中京での開催となった「第60回小倉記念」(サマー2000シリーズ第3戦)はリフレーミングが1分56秒5のコースレコードで鮮やかに差し切り、重賞初Vを飾った。
 能力を信頼し、持ち前の末脚につなげた。リフレーミングに騎乗した川田はスタートを決め、ポジションにこだわらずリズム重視。道中8番手で流れに乗る。内めで脚をためた。直線に向くと巧みに外へ誘導。エンジン全開だ。左にモタれる面を見せながらも、修正しつつグイグイ伸びる。ゴール前で先に抜け出したコスタボニータを首差捉え、コースレコードで初の重賞タイトルを獲った。川田は「無事に勝ち切れて何よりです」と汗を拭った。

 川田とは今回4度目のコンビで3勝、3着1回。相性の良さもさることながら、鞍上はパートナーの成長を口にする。「能力を出すことが難しい馬なんですが、精神面が穏やかになって馬自身が成長したことで、自分の競馬をできるようになりました」と分析した。中京は今週から開幕。馬場も「とてもフェア。前が残りすぎることもないですし、力のある馬が上位にこられる状態です。気持ちを大事に乗りました。今日勝てたことをみんなで喜んでくれたら」と胸を張った。

 リフレーミングはこの勝利でサマー2000シリーズのトップに躍り出た。鮫島師が不在のため、取材に対応した野田助手も「少しずつ成長しています」と手応え。次走は未定ながら、今後が楽しみ。鮫島厩舎は17年にタツゴウゲキで当シリーズV。12年パドトロワ、14年リトルゲルダでサマースプリントシリーズも制しており、夏のタイトルとは縁深い。来春で定年を迎える鮫島師のラストサマーはまだまだ熱い。

 ◆リフレーミング 父キングヘイロー 母ヒーリング(母の父バトルプラン)18年3月19日生まれ 牡6歳 栗東・鮫島厩舎所属 馬主・栗山学氏 生産者・北海道新ひだか町の橋本牧場 戦績29戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億9148万5000円 馬名の由来は良いも悪いも本人の考え方次第。

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