【愛チャンピオンS】シンエンペラー健闘3着 凱旋門賞へ弾み 矢作師「手応えをつかめた」
2024年09月16日 05:05
競馬
前走ダービー3着後は栗東近郊のノーザンファームしがらきでリフレッシュ。7月30日に帰厩し、先月26日にフランスへ。滞在先であるシャンティイの清水裕夫厩舎で調教を積み、遠征初戦を迎えた。矢作師は「厳しいレースでした。暑くて日本で状態を上げられなかったけど、こちらで状態を上げて、まだ7、8割の中で頑張ってくれた。勝ちに来たので悔しいけど適性のある馬を連れてくれば通用するという手応えをつかめた」と振り返った。
全兄ソットサスは20年このレース4着をステップに凱旋門賞を制覇。その血を矢作師が高く評価し22年8月のアルカナ社セールで藤田晋氏が210万ユーロ(当時約2億9000万円)で落札。あれから2年、欧州最高峰の頂上にアタックするチャンスが巡ってきた。「状態を確認してからだが追い切りを2本消化して向かいたい」と次走を見据える。矢作師が凱旋門賞に管理馬を起用するのは22年ステイフーリッシュ(14着)以来、2度目。愛チャンピオンS組は過去10年で7頭が馬券に絡んでいる重要ステップだ。この日の結果を受け、ブックメーカー各社はオッズを上方修正、英ウィリアムヒル社は4番人気の11倍に設定。有力馬の一頭としてロンシャンに乗り込む。