JBCへ準備整ったキャリックアリード
2024年11月01日 05:00
競馬
9月5日の前走、名古屋・秋桜賞を7馬身差で制し、移籍後初白星。世代別牝馬重賞シリーズ「グランダムジャパン」春秋制覇へ向けて足場を固めるとともに、多くの収穫を得た。
まずは調整面。輸送減りを考慮して余裕を持たせた状態だったが、馬体重は前走からマイナス6キロ。想定以上だった。「名古屋くらいまで距離があるとカイバ食いが落ちるみたい。それもあって、レディスプレリュード(10月1日)は使わなかった」と師。じっくり間隔を取って佐賀へのさらなる長距離輸送に備えた。
戦法の幅も広がった。得意の差しを封印して、4コーナーで先頭に立つ早めの競馬。直線が200メートルしかない佐賀での戦いを見据えた。藤田師は「御神本騎手が本番を想定して競馬をしてくれた」と評価した。17年ララベル以来となるレディスクラシック地方馬Vへ。準備は整った。