A・オブライエン厩舎の境優真氏が武豊と感動の対面
2024年11月01日 05:05
競馬
「エイダンは60人前後のライダーに対し、毎朝、名前を呼んで会話します。馬はもちろん、人も全員を把握している姿勢は尊敬できます」。そんな境氏が尊敬する人物は他にもいる。武豊騎手だ。
「僕が競馬を見始めた頃からトップで、今もなおその地位にいます。高身長なのに、それが不利に働くことなく勝ち続ける姿勢は尊敬以外の何でもありません」。自らが身長の高さで騎手の道を断念しただけに、リスペクトの念は強いようだ。
さて、そんな境氏が今回のデルマーで憧れのレジェンドと対面した。凱旋門賞前に武豊騎手がバリードイルを訪れた際、馬上にいる境氏とあいさつはかわしたそうだが、しっかり話したのは今回が初めて。「イメージ通りの優しい方で感動しました」
境氏の担当馬はデビュー以来4戦4勝のレイクヴィクトリアで、BCジュベナイルフィリーズターフに出走する。また、その後はオーギュストロダンと共にジャパンC(G1)のため来日するそうだ。
「その時はドウデュースと戦わなければいけないので、お手柔らかにお願いします」。境氏が最後に武豊騎手にそうお願いすると、その場は笑いに包まれた。(フリーライター)