【ボートレースコラム】水神祭にフライング… 井上忠政 初めてのSGで悲喜こもごも

2024年11月05日 04:30

ボートレース

【ボートレースコラム】水神祭にフライング… 井上忠政 初めてのSGで悲喜こもごも
戸田ダービーでSGに初出場した井上忠政 Photo By スポニチ
 非凡なレースセンス、闘志むき出しの勝負根性――。デビュー当初から個人的に、かなり期待していた大阪支部の井上忠政(28)が先月22~27日の戸田ダービーで、デビューから約8年を経てSG初出場を果たした。
 今年は2月25日の児島ルーキーシリーズで優勝。さらに7月15日の住之江G3アサヒビールカップから29日の福岡→8月9日の下関と3節連続Vの大躍進。この猛チャージが利いてダービー勝率も一気にアップ。ボーダーはギリギリではあったが、見事に“ダービー勝負駆け”を成功させた。

 舞台となる戸田は2012年8月6日にデビュー初優勝を果たした思い出の水面。しかも“捲り屋”の井上にとっては願ってもないレース場だった。

 「SGは初出場だけど、いつも通り走りますよ」

 平常心を心がけて挑んだ大舞台。迎えた初日はオープニング1R。しかも1号艇での登場。エンジンもそこそこで、即水神祭の期待もかかったが、イン起こしが少々深くなり、カド5コースの吉川貴仁に捲りを浴びてしまい3着となった。

 2日目は4着、3日目は3、5着と予選突破は少々厳しくなったが予選ラストの4日目6Rに、その時は来た。2号艇にもかかわらず“3カド”へ持ち出して本領の捲り一撃!

 「やっぱりうれしいですね」と笑顔がはじけた。

 ただ翌日(5日目)にインからコンマプラス01のフライングは、タマに傷だったか…。

 「1着の獲り方や、その次の日にイン戦でフライングするあたりはボクらしいかな…と思いました。でも、1節間同じ感じで臨めたと思います」

 今回の経験はかならず次へのステップとなる。まだまだ発展途上の男、“らしさ”はそのままで地力をもっとつければ、来年あたりはさらなる飛躍も期待できそうだ。

 ちなみに現在は地元・住之江のG1高松宮記念で連日奮闘中(6日まで)。得点率12位で予選突破を果たした。残り2日間の走りに期待したい。(柳川 哲也)

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