土曜は3場全て雨の影響で馬場が渋った。時計より内容を重視したい。東京芝2000メートルのアロヒアリイは将来性が高い。中団から余力十分に抜け出し、2馬身半差の快勝。追い出してからの反応が速かった。母エスポワールは芝で4勝を挙げ、20年エリザベス女王杯(17着)に出走。成長力が見込める血統でもあり、今後の活躍に注目したい。
翌日の東京芝1800メートルを制したレイニングも先々が楽しみな好素材だ。上がり3F32秒9と非凡な瞬発力で外から一気に突き抜けた。4歳上の半姉ククナは重賞で活躍。折り合い面に不安はなく、距離が延びても良さそう。土曜の京都では牝馬限定の芝1600メートルでサウンドサンライズが勝ち名乗り。稽古より実戦で良さが出た。追って味があり好位から、しぶとさを発揮。23年小倉大賞典を制したヒンドゥタイムズの半妹で距離の融通が利きそうだ。