佐々木翔 引退表明から“大逆転”リオ切符 桃田代役「僕しかいない」
2016年05月05日 15:15
五輪
違法カジノ店でバカラ賭博をしていた桃田の世界ランキングの取り消しが決定したことで、バドミントン男子シングルス代表のリオ五輪出場への流れが大きく変化。佐々木が日本人最上位となり、大逆転での夢舞台出場が決まった。
今季限りでの引退を表明していたベテラン。世界ランクを上げるために臨んだ最後の試合、アジア選手権(中国・武漢)では1回戦敗退。順位を上げることができず五輪への道は厳しくなったはずだったが、世界ランク2位だった桃田の違法カジノ問題で一変。“棚ぼた”的に五輪切符を手中にした。
桃田の代役という形でもあるが「代わりができるのは、認め合い、戦ってきた僕しかいない。出られることも試練。軽くは考えない」と話していた佐々木。日本勢初のベスト8入りを果たした前回ロンドン大会に続く2度目の五輪へ。33歳のベテランが最後の花道を飾る。