新国立競技場基本設計概要 車椅子席を全体で約40席増やす

2016年06月25日 05:30

五輪

 日本スポーツ振興センター(JSC)は24日、2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の基本設計の概要を発表した。約1490億円の総工費を維持し、昨年12月に決まった計画から大きな変更はないが、観戦に訪れる障がい者がさまざまな選択肢を持てるよう車椅子席を全体で約40席増やし、配置も分散させた。デザインを手掛けた建築家の隈研吾氏は「世界のスタジアムの上をいくユニバーサルデザインにしたい」と話した。聖火台の位置は開会式の演出にも関係するため、大会の1年半前までに決める見通し。

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