男子体操団体決勝は内村で始まり内村で締めくくる!
2016年07月21日 06:41
五輪
内村は予選はもちろん、決勝でも全6種目出場の予定。特に床運動から次の種目・あん馬への流れは、「一番きついっす。呼吸が上がった状態で、あん馬をやらないといけないので」と話したことがある。床運動を1番手で演技すれば、あん馬までの休憩時間が最も長くなる。チームは9日に都内で公開試技会を行った後、五輪本番と同じ中1日で再び試技会を実施。この時も床運動の1番手は内村が務めた。昨年の世界選手権の団体決勝でも、内村がトップバッターで好演技を披露し、37年ぶりの金メダルに導いた。
04年アテネ五輪では、NHK刈屋アナウンサーの名実況とともに、冨田が鉄棒の着地を決めて戴冠。「アテネの栄光の架け橋を超えたい」と話す内村は、鉄棒で最終演技者となることも決定的だ。事前合宿地・サンパウロに旅立つ前、搭乗ゲートで行われたセレモニーでは、「日本中の皆さまの期待を力に変えて、団体金メダルを目指して頑張っていきたい」と気合を入れた。過去の2度の五輪では、団体は無念の銀メダル。キングが床運動で黄金の道を切り開き、栄光のフィニッシュで締めくくる。
▽リオ五輪の団体総合 予選はメンバー5人中4人が演技し、上位3人の得点を合計し、8チームが決勝に進出する。決勝は5人中3人が演技し、全ての得点を合計するためミスが許されない。