久保3戦だけ参戦?ヤングボーイズ側が譲歩…本人は参加へ強い思い
2016年07月31日 08:00
五輪
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負傷者が相次ぎ、久保を必要な戦力として考えるクラブ側が派遣拒否を27日に公式サイトで表明。今回の五輪では各国協会がクラブに招集を強制できないため、一度は望みが絶たれたかと思われたが、クラブ側が霜田氏との交渉に応じて態度を軟化。30日のスイスリーグ・ルガノ戦を控え、負傷者などのチーム状況を踏まえながら「もう一度、話し合いましょう」と歩み寄る姿勢を示した。
報告を受けた手倉森誠監督は「悩みに悩み抜いて絞ったメンバー。やっぱり俺の気持ちは(久保)裕也を待ちたい」と語った。再協議の際の焦点となるのが、招集の可否に加えて合流のタイミングで「いろんな可能性がある中で、向こうがどこから出してくれるか。それらも踏まえて判断する」と霜田氏。久保が8月3日の欧州CL予選3回戦第2戦シャフタル・ドネツク戦に出場することになれば、久保は同7日の1次リーグ第2戦コロンビア戦からの合流になる見通し。また、欧州CL予選で勝ち上がった場合や欧州リーグに回った場合は16~18日にプレーオフ第1戦が行われる。そこで再びクラブに呼び戻されることになれば、久保にとって13日の準々決勝が五輪で最後の試合になる可能性もある。
スイスで久保とも話し合った霜田氏によれば、本人は五輪参加への強い思いがあるという。招集の可否、試合数限定の参加でも久保に懸けるのか。本大会開幕が迫る中、綱引きの行方が注目される。