アギーレ監督 アジア杯後は白紙…協会、水面下で後任探し着手
2014年12月19日 05:30
サッカー
この日、日本協会幹部では初めて、原専務理事が指揮官の進退について言及。「受理される可能性は十分にある。当然いろんなことを考えてます。あらゆる対応ができるように」とした。大仁会長も「最悪の状態を想定してやっている」。後任の人選を始めているか?の質問にも「今やるべきは現状の正しい認識と考えている」と原専務理事。否定はせず、水面下で後任人事に着手していることが明らかになった。
理事会では冒頭、大仁会長から「アジア杯はアギーレ監督が指揮を執る」と説明があり、各理事の了承も得た。しかし、これはあくまで告発が受理されなかった場合の話。日本協会法務委員長の三好弁護士は「現状は監督を代えるだけの証拠を発見できていない。ただ、状況は変わっていくと思うので対応していきたい」と説明した。もはや解任間近を印象づけた。
スペイン紙では、告発から受理までに要する期間は10日間程度との報道もある。告発が受理されても有罪が確定するわけではない。今後、長い時間をかけて捜査、聴取が始まる。物理的にはアジア杯の指揮が可能となるケースもある。だが、八百長疑惑で告発が受理された監督が代表を指揮するのは異常事態。告発の受理が分岐点となる。
原専務理事はアギーレ監督が来年1月のアジア杯で続投しても、その後は白紙とした。「アジア杯で連覇を懸けて戦う。その後のことはどうのこうの言えない」。アジア杯までは時間も限られる。開幕前や大会中に告発が受理されれば、手倉森コーチ、ゲリング・コーチの監督代行が濃厚だ。疑惑の指揮官を招へいした原専務理事、霜田技術委員長は「任命責任」を問われるため、後任人事は他の技術委員を中心に進められることになる。
原専務理事は「彼もしっかり言いたいという気持ちはある」と話し、年内にも指揮官による“釈明会見”の準備があることを明かした。だが、状況が好転するとは思えない。告発が受理された時点で、来年3月27日のチュニジア戦を初陣に6月開幕のW杯予選は新監督の下で――という新たなシナリオが動きだす。
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