仙台、薄氷1勝 母校へ“恩返し弾”の奥埜「絶対に負けたくなかった」

2015年09月06日 17:12

サッカー

仙台、薄氷1勝 母校へ“恩返し弾”の奥埜「絶対に負けたくなかった」
仙台―仙台大 後半、仙台・菅井(25)と競り合う仙台大・石川
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦 仙台3―2仙台大
(9月6日 ユアスタ)
 J1、J2各クラブと都道府県予選を勝ち抜いた88チームが参加して日本一を決める第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会は6日、各地で2回戦が行われ、J1仙台は09年から業務提携を結んでコーチ派遣などを行っている仙台大に苦しみながらも3―2で勝利を収め、3回戦進出を決めた。

 2年前に8強入りした仙台だが、昨年度は関西リーグ1部(5部相当)の奈良クラブに1―2で敗れ、初戦の2回戦で敗退。2年連続で番狂わせを演じるわけにはいかない緊張感の中、試合開始早々の20秒ほどで相手MF石川にいきなり強烈なミドルシュートを浴びるなどヒヤリとさせるスタートとなった。

 だが、前半9分、GK関からのロングボールに走り込んだ仙台大出身のFW奥埜が左足で豪快に叩きこむ“恩返し弾”で先制すると、同40分にはゴール前ほぼ正面のFKをMF野沢が右隅に決めて2点をリード。後半15分にCKから石川に頭で決められ1点差にされたが、同27分にDF菅井のダイビングヘッド弾で3―1と突き放した。

 ところが、仙台大は諦めない。後半34分、仙台のミスを突いて途中出場のFW森村が1点差に詰め寄るゴールを決めると、終盤は次から次へと決定機を作る猛攻。何とかしのいだ仙台が1点差勝ちを収める結果となった。

 母校相手に先制弾を決めた奥埜は「あまり気負わず、いつも通りにいく中でも絶対に負けたくなかったのでしっかり勝てて良かった」と振り返りつつも、終盤は終始押し込まれたことに「負けている方は攻めなきゃいけない。(仙台大が)勢いをもって来たところをいなすプレーができなかったのが課題」と悔しさもにじませた。

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