南野 2戦連発!代表戦不完全燃焼のうっ憤晴らしだ
2015年10月19日 05:30
サッカー
絶妙なタッチでネットを揺らした。4点リードで迎えた後半19分、南野がベリーシャのスルーパスに反応。右サイドからペナルティーエリア内に走り込むと、飛び出してきたGKの動きを見極めて、右足ダイレクトのチップキックでゴールに沈めた。2戦連続の今季7点目。公式戦では10得点目で2桁の大台に乗せ「ボールもGKも見えていた。僕の方が先に触る感じでイメージ通りだった」と胸を張った。
鬱憤(うっぷん)を晴らす一撃だった。今月上旬の中東遠征で日本代表に初招集されたが、8日のW杯アジア2次予選シリア戦(マスカット)は出場機会なし。13日の親善試合イラン戦(テヘラン)で国際Aマッチデビューしたが、出場時間はロスタイムを含めてわずか5分だった。「いい経験になったけど、やっぱり悔しい気持ちが強い。チャンスをもらえなかったのは(ハリルホジッチ)監督の信頼がないから。少ないチャンスでも結果を出さないといけない」。不完全燃焼に終わった悔しさを、この一戦にぶつけていた。
次なる日本代表の活動は11月の東南アジア遠征。12日シンガポール戦(シンガポール)、17日カンボジア戦(プノンペン)のW杯アジア2次予選2試合が待つ。代表発表までに残された試合は24日のリート戦、31日のアルヒタ戦の2試合のみ。南野は「(代表で)自分が試合に出るには、ここで結果を出し続けるしかない。もう一回選ばれるように、ここからもう一度頑張りたい」。チームの大勝に貢献する技あり右足弾には、再出発の思いがこもっていた。
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