「うれしい」城後主将も男泣き J1強豪オファー断り、ひと筋11年

2015年12月06日 19:13

サッカー

「うれしい」城後主将も男泣き J1強豪オファー断り、ひと筋11年
<福岡・C大阪>村井チェアマン(左)から昇格プレーオフ優勝盾を受け取りカメラにポーズする城後
J1昇格プレーオフ決勝 福岡1―1C大阪
(12月6日 ヤンマー)
 来季J1に昇格する残り1枠を決めるJ1昇格プレーオフ(PO)決勝が6日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、3位の福岡と4位のC大阪が激突。先制された福岡が後半42分にDFDF中村北斗(30)のゴールで追いつく劇的な展開で1―1と引き分け、ドローの場合は年間順位が上位のチームを勝者とする大会規定により、福岡が2011年以来5年ぶりとなる来季のJ1昇格を決めた。12年のPO制度導入以来、出場最上位の3位チームが昇格するのは初めて。

 生え抜きエースとして、主将としてチームをけん引したFW城後寿(29)は目の縁を赤く染めながら「うれしいですね」と一言。「J2に落ちてから4年間、苦しい思いしかさせなかったので、こういう劇的な勝ち方ができて、少しは恩返しできたのかなと思います」と待たせ続けたサポーターにメッセージを送った。

 J1強豪チームからオファーを受けながらも、05年から在籍する福岡を愛し、チームに残留。昨季は16位に低迷し、苦しい思いも味わったが、今季就任した井原正巳監督(48)のもと昇格を果たした。井原監督に代わってチームの何が変わったのか問われると、「一言では言い表すことはできない」としながらも「一人ひとりが隣の選手のために、皆のために頑張るっていうところがこのチームの持ち味だと思います」と胸を張った。

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