香川 ロスタイム劇的V弾 興奮しすぎて監督退席処分
2015年12月07日 05:30
サッカー
ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)が値千金弾を決めた。今季リーグ戦初のベンチスタートとなった5日のアウェー・ボルフスブルク戦で後半10分から途中出場し、1―1に追いつかれた直後の後半ロスタイムに3試合ぶり今季4点目となる決勝ゴール。劇的な勝利で2連勝したチームは勝ち点を35に伸ばし、今季初黒星を喫した首位バイエルンMとの勝ち点差を5に縮めた。
ドラマチックな幕切れだった。1―0で逃げ切ると思われた後半46分に相手PKで同点。その2分後に香川が決勝弾を決めた。中央から右サイドのピシュチェクへパスを送り、ペナルティーエリアへ進入。ピシュチェクの右クロスから、ムヒタリャンの折り返しを予測し、相手DFの裏を突いた背番号23が左足ハーフボレーで叩き込んだ。「やっぱり気持ちは凄く高ぶった。感情をあらわにしたというか…。(折り返しは)イメージ通り。みんなのゴール」。同僚に抱きつかれる中で、喜びを爆発させた。
劇的な一撃に、ベンチのトゥヘル監督、ロイター=も大興奮。思わず広告板を蹴り、第4審判に対して直前の相手PKの不可解な判定に対する不満をぶちまけ、退席処分を受けた。これには香川も「(監督の抗議を)映像で見て、みんなも笑ってましたけど。してやったりじゃないですか?最終的には」と笑った。
うっぷんを晴らした。過去2試合は低調なパフォーマンスで見せ場をつくれず、早々と交代を命じられた。今季リーグ戦15試合目で初の先発落ち。「この2試合はプレーどうこうより、気持ちのところで試合に入れていなかった。スタメン落ちはある意味、当然の采配」とメンタル面を反省。「あらためて気合を入れて、自分を鼓舞して、集中してやれた。(同点に追いつかれた直後は)僕は途中出場だったし、ここで何とかしなきゃいけないという気持ちだった」。普段は感情をあまり表に出さない司令塔の必死さが劇弾につながった。
「ピッチに出たときに結果として証明できたことは良かった」。香川がもたらした勝ち点3で、2位ドルトムントは首位バイエルンMに勝ち点5差に肉薄。3連覇中の王者の背中が見えてきた。
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