本田 ヘッドでダメ押し6戦連続弾 ハリル氏は「愛の監督」

2016年03月30日 05:30

サッカー

本田 ヘッドでダメ押し6戦連続弾 ハリル氏は「愛の監督」
<日本・シリア>後半、ゴールを決め喜ぶ本田
W杯アジア2次予選E組 日本5―0シリア
(3月29日 埼玉)
 攻勢に出るシリアの戦意を喪失させたのは、エース本田だった。2―0の後半41分だ。DFから消える動きでフリーになると、香川の左からのクロスを頭で合わせた。ボールはGKの頭上を越えてゴールイン。W杯予選で出場6試合連続得点を成し遂げ「満足することなくチームの勝利のためにゴールを積み重ねていきたい」と胸を張った。

 前半26分には岡崎とのパス交換から酒井高の決定的シュートを演出。後半21分には香川の得点をアシストした。ACミランでは攻守をつなぐ潤滑油の役割だが、ハリルジャパンでは攻撃の核として存在感を示した。

 試合前ミーティングで感銘を受けた。ハリルホジッチ監督は通算100試合出場の岡崎について「なかなか到達できない。これは偉業」と称賛。その言葉を聞き「日本はベテランを大事にしないでしょ。これは外国人監督が持ってきたリスペクト。日本の管理職の人はなかなかできない」と感じた。本田は岡崎と同じ86年生まれ。6月13日には30歳を迎え、ベテランの域に差し掛かってきた。今合宿の選手間ミーティングでは、若手の突き上げの必要性が課題に挙がったが、ベテランだからこそ出せる味もある。

 「当たり損ねでも決める。そこは経験で伸ばしていける。こういうのはいろいろ背負って強くなるもの。勝ち方、決め方を高めていきたい。若い選手が多くなってくる中、そこを僕たちが補う」

 代表通算キャップは80を刻んだ。2度のW杯と大舞台も踏んできた。W杯ロシア大会、口にはしないが「優勝」の目標はブレていない。9月から始まる最終予選。「愛の監督。裏切ることなく最後まで戦える集団をつくれる上司」と評するハリルホジッチ監督の下、三十路エースが変わらずチームをけん引する。

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