G大阪ルーキー呉屋が救世主「僕にとってはチャンスでしかない」
2016年04月24日 08:50
サッカー
低迷するチームの救世主になる。G大阪は24日、アウェーで福岡と対戦。大卒ルーキーのFW呉屋が初先発する可能性が出てきた。
19日のACL水原三星(韓国)戦で敗れ、アジア制覇が消滅した。リスタートの一戦を前に、長谷川監督は「もう1度ガラガラポンする」と話し先発メンバーの変更を示唆。練習では足もとでパスを受けすぎた水原戦の反省から裏のスペースを突く攻撃を意識付けた。
その中で生きるのが呉屋だ。元イタリア代表FWインザーギのDVDを持っていたという通り、特徴はスペースを見つけて抜け出す動き。U―23チームとはいえJ3でも4試合2得点で、本家に負けず得点能力も高い。 「僕にとってはチャンスでしかない。気負いすぎずに頑張りたい。相手の嫌なプレーしたい」。今季リーグ戦は3試合出場のみで全て途中出場。呉屋も気合十分だ。
指揮官は「負け込むと試合が来るのが怖くなりがちだがサッカーできる、プレーできる喜びを表現して欲しい。一生懸命やっている姿を少しでも多くの人に見てもらえれば」と言及。今も余震が続く九州地方での試合で、被災者を励ますプレーを厳命した。
◆呉屋 大翔(ごや・ひろと)1994年(平6)1月2日、兵庫県生まれの22歳。流経大柏高から関学大を経てG大阪入り。大学1年生から主力で13年(19試合24得点)、14年(21試合27得点)、15年(21試合30得点)と関西学生リーグで3年連続得点王。15年ユニバーシアード代表。1メートル77、68キロ。利き足は右。
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