U23 喜田がCB不在の穴埋めるも…決定力欠き0封負け
2016年05月28日 02:10
サッカー
トゥーロン国際大会に出場中のU―23日本代表は27日、1次リーグ第4戦でU―23イングランド代表と対戦し、0―1で敗れ、1勝3敗となりB組4位で大会を終えた。DF岩波やDF三浦などCBが次々と離脱し苦しい状況のなか、1メートル69センチの“小兵”MF喜田が慣れないCBに入るも安定感あるプレーを披露。苦戦を強いられた今大会のなかで数少ない収穫を得ることが出来た。
試合は前半15分、左サイドのDF三丸がMFスィフトのドリブル突破を止められずエリア内で相手を倒してしまいPKを献上。これをMFベイカーに決められ先制を許してしまった。
1点を追いかける日本は同27分にFWオナイウがペナルティエリア手前やや右の位置から左足で低く抑えたシュートを放つもGKにキャッチされゴールならず。
同30分にはゴール前でMF矢島の落としたボールを受けたMF野津田が左足で狙うも枠を捉えられず。
前半33分、MF野津田からのパスを受けたMF南野がドリブルでペナルティエリア手前の中央まで運ぶと、DFチェンバースをフェイントで鮮やかに抜き去り左足でシュートを放つも枠の上へと外してしまう。
0―1のまま後半に入ると10分、ペナルティエリア手前やや右、約20メートル付近からFKを獲得。これをキッカーの野津田が直接狙うも壁に当たり惜しくもゴール左へと外れた。
攻勢を仕掛ける日本は同13分にも決定機。南野がペナルティエリア内でドリブルを仕掛け、そのこぼれ球を野津田が左足でうまく合わせるも今度はクロスバー直撃でまたもゴールならず。
その後は焦りからかパスミスも目立ち決定機の作れないまま試合終了。イングランド相手に多くの時間で主導権を握り攻め立てるも決定力を欠き無得点に終わった。
代表では初めて最終ラインでコンビを組んだ喜田と植田は大きなミスもなく無難にプレー。後半は守備面で相手にチャンスをほとんど与えることなく、流れのなかからはシュート0本に抑えることに成功。特に喜田は前節ギニア戦ではSBとしてもプレーするなど、リオ五輪のメンバー入りへ向けユーティリティさをアピールした。
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