刺激的存在「背番10」にエール 竹内涼真「翔哉の得点待ってる」
2016年07月30日 10:20
サッカー
高校時代に東京Vユースに所属していた竹内にとって中島は1学年下の後輩。しかし、技術だけでなく、サッカーへの情熱や向き合う姿勢は尊敬に値する存在だった。「テクニックもそうですが、ハートが強い選手。誰より一番練習するし、絶対に手を抜かなかった」。年齢など関係なく食らいつき、先輩の竹内ですら怒鳴られたことも。それでも「何を言われても誰からも文句は出なかった」。ストイックで妥協しない…。中島が誰よりも自分に厳しいことをチームメート全員が理解していたからだった。
ただ、そんな中島もピッチを離れれば普通の高校生。好きな女子の話になれば竹内がアドバイスを送ったといい「彼に先輩らしいことをしたのはそこだけ」と笑わせる。
日の丸を背負い世界舞台で戦う中島の姿は、俳優の道を進む竹内の大きな刺激になっている。昨年はテレビ朝日「仮面ライダードライブ」に主演したほか、TBS「下町ロケット」では佃製作所の若手リーダー役を熱演。キャリアを重ねるその視線には「世界」があり、今は(米国の漫画出版社)「マーベル」の作品に出ることが目標だ。ユース時代は故障もありプロ入りを断念した経験から「俳優という仕事だけはつらいことがあっても、サッカーと同じような失敗はしない。そうならないと決めています」
現在出演中の日本テレビ系「時をかける少女」(土曜後9・00)は8月6日に最終回を迎えるが、その前日に日本代表がナイジェリアとの初戦に臨む。同じような時期にお互いがテレビをにぎわす存在になることを「不思議な感じ」としみじみ。もちろん、リオでの戦いもしっかり見届けるつもりだ。「10番を背負うことは本当にすごいだと思う。ぜひ翔哉にゴールを決めてほしい、翔哉の得点シーンを待ってますよ」と地球の裏側へ熱きメッセージを送った。
◆竹内 涼真(たけうち・りょうま)1993年4月26日生まれの23歳。東京都出身。5歳からサッカーを始め、高校時代に東京Vユースに所属。1メートル85の長身を生かしてDFとして活躍した後に芸能界に転身した。昨年は「仮面ライダードライブ」、「下町ロケット」で存在感を示すなど飛躍の1年に。8月20日公開の映画「青空エール」では女優・土屋太鳳(21)と共演、甲子園出場を目指す野球部員をみずみずしく演じている。
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