南野、ブラジルにU17W杯の借り返す!塩谷はネイマール封じ意識
2016年07月30日 05:30
サッカー
サッカーのリオデジャネイロ五輪代表は30日午後4時30分(日本時間31日午前4時30分)から親善試合ブラジル戦に挑む。28日に直前合宿を打ち上げてゴイアニアに移動し、MF南野拓実(21=ザルツブルク)は、11年U―17W杯で敗れた借りを返すために気合十分。DF塩谷司(27=広島)も14年の親善試合で4点を奪われたFWネイマール(24=バルセロナ)へのリベンジを誓った。
五輪を前に借りを返す舞台に立つ。開催国であり優勝候補のブラジルとの親善試合、約400人もの報道陣が大挙する一戦に向け、南野は「あの時以来の対戦になる。優勝候補相手にどれだけやれるか楽しみだし、リベンジしたい」と誓った。
11年U―17W杯メキシコ大会準々決勝でブラジルに2―3で敗れた。植田や岩波らと出場していた南野は何もできないまま後半30分に退き「凄く驚かされたわけじゃないけど、悔しい結果が残った」。世界との壁を痛感させられた戦いだった。
帰国すると、通っていた興国高の体育教諭・内野智章さんに「スピード以外で勝負できるようにならないといけない」と打ち明け、常に世界を意識してレベルアップに取り組んできた。それから約1年半後に書いた卒業文集。「将来の目標」と題し「23歳までにオリンピックがあるのでそこで活躍して世界にアピールして、海外に行きたい」とつづった。その五輪を控え「いい準備はできている。どれだけできるかをぶつけたい。ゴールかアシストという結果を残したい」と力を込めた。
DF塩谷はネイマール封じを意識した。14年10月14日のブラジル戦でネイマールに4点を奪われて0―4の完敗。再びマッチアップする機会が訪れ「(前は)圧倒的な差を見せつけられたけど、リベンジするチャンス。どこまで差が縮まったか確かめたい」と訴えた。
「見れば見るほど嫌になる」と苦笑いする映像を見て悔しい思い出も自身の成長につなげてきた。27日の練習試合セルジッペ戦後には23歳以下の選手と話し合い「距離感のところとか、もう少し良くできるんじゃないか」と修正点を再確認。ブラジル、そしてネイマールを相手に結果を出し、本番への手応えをつかむ。
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