鹿島の下克上続く 昌子レアルと戦いたい!同学年イスコと対戦熱望
2016年12月06日 05:30
サッカー
対決を熱望するきっかけとなったのは、鹿島OBでシャルケのDF内田篤人の言葉だった。「“イスコ凄いよ”って言っていたのが凄く印象的で」。内田は過去に欧州CLでRマドリードと対戦。Cロナらを差し置き、真っ先に挙げた名前に心が引かれた。「自然と意識をしてしまった。年齢が凄く近いし、そういう面ではやってみたいなと」。イスコはイニエスタとも比較されることが多い技巧派のMF。決勝でRマドリードと対戦し、同じ92年生まれのスペインの至宝を封じ込める展開が、昌子の描く最高の結末だ。
チームはこの日、3日にCSを制してから初めて鹿嶋市内で練習を行った。「この大会に向けて選手の気持ちが非常に高まっているのを感じた」と石井監督。午後にはU―19日本代表合宿に参加中のDF町田を除く全選手が横浜入りした。昌子にとって、クラブW杯はずっとテレビで見ていた憧れの大会。「出られるのは凄くうれしい。自分の実力を証明できるようにやりたい。石井さんの下でやってきたことをしっかり出せるようにしたい」。Jリーグクラブ初の決勝舞台へ。CSから始まった下克上ストーリーは、まだ続く。