鹿島4連勝で3位浮上!金崎22戦不敗弾 5日勝てば首位に
2017年07月03日 05:30
サッカー
8分に左サイドから緩急をつけたドリブルでマークをかわし、右足を一閃(いっせん)。ボールは伸び上がるような軌道でGK中村の頭上を抜いた。ゴールを挙げた公式戦は22試合連続で負けなし。「亮太(永木)と“同じ世代で頑張ろう”と話してた。良かった」。ベンチ方向に走り、右拳を2度強く握って喜びを爆発させた。
大岩新体制となって以降、先発は選手の状態によって柔軟に変化するようになった。「チーム内の競争が激しくなった」とDF昌子。両足首の状態が万全ではない金崎も例外ではない。リーグ戦6戦ぶりの先発で期する思いがシュートには込められた。指揮官は「ああいう姿がスタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを生み出す。彼の素晴らしいところ」と振り返った後、「あんまり褒めると…」と一拍置いてからさらに絶賛した。「スーパーシュートだった」
金崎のゴールの3分後には、同学年のMF永木が直接FKを決めた。「俺と夢生と康(遠藤)は同世代でチームの中堅だし、俺ら3人で引っ張っていきたいという気持ちは凄く強い」。再び同点に追い付かれるも27分にFWペドロ・ジュニオールがリーグ戦3試合連続ゴールを決め、激戦を制した。
4連勝で3位へと浮上。ACL出場により未消化だった5日の敵地・G大阪戦に勝てば首位に立つ。監督交代から1カ月。苦難を乗り越えた鹿島の、連覇への道がくっきりと見えてきた。