C大阪、12年ぶり奪首!尹監督1年目“予想外”首位ターン
2017年07月03日 05:30
サッカー
「先制されても、自分たちを信じて戦ったことが結果につながった。(清武からは)“頼むぞ”と言われていた」
前節仙台戦でMF清武が左太腿裏筋損傷を負い、約8週間の長期離脱。だが、その穴を感じさせない逆転勝利で2連勝を飾った。観戦に訪れた日本代表MF香川、同MF乾の前で、05年の第33終了後以来、実に12年ぶりのJ1首位に立った。
逆転弾の松田、そして水沼にとっては古巣との対戦だった。FC東京で定位置をつかめなかった水沼は、昨季はU―23の一員としてJ3の試合にも出場。去就を悩んでいた時、鳥栖時代の恩師だった尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督から「お前、こんなもんじゃないだろう」と誘われ移籍を決断した。「陸(松田)と2人、今日にかける思いは強かった」。勝ちたい気持ちは人一倍だった。
就任1年目の尹監督が開幕前に掲げた目標が「9位以内」。昇格1年目ながら、理想を大きく上回る成績で前半戦を終えた。「2ステージ制だったらもっと喜んだ人はいたかもしれないが、今は1ステージ制。まだ17試合が残っている」と指揮官。手綱を緩めることなく後半戦に挑む。
▽C大阪の05年VTR 前半戦を6勝5分6敗で折り返すと、後半戦はFW森島、西沢らの活躍で上位陣を猛追。第33節で00年5月26日以来、2010日ぶりに首位に浮上した。迎えたFC東京とのホーム長居での最終節で勝てば初優勝だったが、2―2の引き分けに終わり最終順位は5位だった。