ルーニー険しい王様復活の道…古巣マンU本拠凱旋も何もできず
2017年09月19日 09:38
サッカー
名門で最多の公式戦253得点を記録した元エースは、古巣ファンに温かく迎えられた。1トップで先発し、厳しいマークを受けながら2度決定機があった。0―1の前半21分に自身のポストプレーからパスを展開。右折り返しを右足で狙ったが左に外した。後半1分には至近距離からの左足シュートはGKデヘアの足を直撃。クーマン監督は「1―1になっていれば違った試合だった」と嘆いた。
自身もチームも浮上のチャンスだった。ルーニーは14季ぶりに復帰した古巣でリーグ開幕2戦連続得点と好スタート。リーグ通算200得点を記録した第2節マンチェスターC戦後には「もう体力がない、結果が残せないと言われた選手にしてみれば悪くない」と批判に対して皮肉で言い返していたが直後に自ら墓穴を掘った。今月1日に飲酒運転で逮捕されこれをきっかけに不倫疑惑が浮上。この前後からルーニーは5戦連続不発、チームは同4連敗と急落していた。
試合翌日、ルーニーは裁判に出廷した後「家族、監督、クラブには既に謝ったが、全てのファンにも謝罪したい」と文書でコメントした。先月には歴代最多の53得点を記録したイングランド代表からの引退を発表。31歳で過去の人になってしまうのか、古巣で復活を果たすのか。そのプレーが、エバートンの今季成績を大きく左右することは確かだ。