【天皇杯準々決勝 横浜1―0磐田 ( 2017年10月25日 ニッパツ )】
横浜は後半36分、持ってる男が均衡を破った。左サイドのMFバブンスキーが逆サイドのMF遠藤に大きく展開。「中に(FW伊藤)翔くんがいたので、速いボールを入れたら何か起こるかなと思った」と遠藤がグラウンダーのクロスを送ると、ボールは相手GKとDFに当たってゴールに吸い込まれた。
21日のリーグ鹿島戦でも決勝点をマークした。これも相手DFに当たってのゴールだったが、記録は遠藤の得点。試合前、昨季まで横浜に在籍した磐田MF中村俊から「あれはオウンゴールだよ」といじられたが意に介さず、「ラッキーが続いている。でも、勝負どころで得点につながるプレーができたことは良かった」と白い歯を見せた。チームは2年連続4強入り。5月のU―20W杯(韓国)にも出場した好調の19歳は「ゴール、オウンゴールと来たので次はゴールを決めたい」と意気込んだ。