鹿島、最終戦決着へ!29日川崎F引き分け以下でVも“無視”
2017年11月27日 05:30
サッカー
「そんなに簡単に優勝できない。どんな試合でも楽には勝てない。だからその分、優勝したときの喜びは大きい。しっかりみんなで苦労して(磐田戦で優勝を)決めたい」
立ち上がりから、いつにも増して前線から激しくプレスをかけた。球際で激しく、ボールを奪い取り続けた。「全体が落ちついていて、凄く良かった試合」とGK曽ケ端も言う。ただ、柏もしぶとかった。手堅く守備を敷き続けられ、ゴール前でのスペースがない。鹿島は局面での力も入りすぎていた。
コーナーキックは前後半で計13本。後半14分にこぼれ球に反応したDF昌子が放ったクロスバー直撃のヘディングを除き、多くは受け手と出し手の呼吸が合わなかった。ただ、それは「話し合いだけでも改善できる部分」と昌子。悲観する内容は一つもない。
試合後のセレモニー。選手会長の昌子は、3万6080人の観客に向かって声を張り上げた。「“俺が守ってやる”とか、“俺が決めてやる”とかじゃなくて、“チームが勝てばいい”“このファミリーが勝てばいい”――、その思いで、ジュビロ戦に必ず勝ちます!」。29日の浦和―川崎F戦は視界にない。20冠目は、まだはっきりと見えている。
▼J1優勝争い 首位鹿島は柏戦に0―0の引き分けで優勝決定は持ち越しとなった。29日に2位川崎Fがアウェーの浦和戦に▲か○ならば、当日試合のない鹿島の優勝が決まる。川崎Fが●ならば優勝決定は最終節(12月2日)まで持ち越し。その場合は川崎Fが大宮戦に●、鹿島が磐田戦に▲か○で、川崎Fが逆転で初タイトル獲得。それ以外は鹿島の9度目のリーグ制覇となる。
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