田川新境地1トップ、13日タイ戦先発へ「プレーの幅広がる」
2018年01月13日 05:30
サッカー
所属する鳥栖では4―3―3のシャドーが定位置。50メートル6秒の快足を生かして裏に抜けるプレーが得意な一方で、ポストプレーも求められる1トップは未知の世界だ。「それができればプレーの幅が広がるので、トライしたい」。岩崎、高木の両シャドーと連係を密にゴールを狙う。
昨年5月のU―20W杯も“飛び級”で選出されたが、2試合無得点に終わった。W杯後は、プロ1年目ながら終盤はほぼスタメンで出場。「遠慮していた部分も多かった」という8カ月前にはなかった「自信」が、今の田川にはある。
後半18分から出場した初戦のパレスチナ戦は2シャドーが厳しいマークに遭い、効果的な攻撃が少なかった。変化を求められる一戦。「タイはセンターバック2人にスピードがない分、後ろに引いてくるイメージ。中盤のスペースが空くので、タイミングよく入って攻撃の起点になれれば」。U―18代表で臨んだ昨年11月のU―19選手権でもタイに2得点しており、相性はいい。先発最年少の18歳が、新境地で未来を切り開く。
◆田川亨介(たがわ・きょうすけ)1999年(平11)2月11日、鹿児島生まれ、長崎育ちの18歳。雲仙アルディートFCから鳥栖U―18に進み、昨季からトップに昇格。3月5日の川崎F戦でプロデビューし、4月8日の新潟戦でプロ初得点。年代別代表にはU―16から名を連ね、昨年5月のU―20W杯、7月のU―23アジア選手権予選に出場。1メートル81、70キロ。利き足は左。
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