西野J 切り札候補に南野 ハリル時代は“ダメ出し”されたが…
2018年04月23日 05:30
サッカー
マルセイユには右でん部痛で3月のベルギー遠征を辞退したDF酒井宏樹(28)が在籍。21日のリール戦で左膝を痛め、W杯に不安が募るが、日本協会関係者によると西野監督は南野の状態も気に掛けているという。
南野はザルツブルクで15〜16年シーズンから2季連続で2桁得点。今季も公式戦10得点、欧州リーグ準々決勝ラツィオ戦でゴールを決めるなど結果を出している。ハリルホジッチ体制の15年10月13日、親善試合イラン戦で国際Aマッチデビューしたが、同11月17日のカンボジア戦を最後にA代表から遠ざかる。
前指揮官から「代表に呼ばれたいなら、オーストリアやオランダではダメだ」と所属リーグに“ダメ出し”されていたが、監督交代を受けてW杯メンバー入りの可能性が開けてきた。今季公式戦39試合中15試合が途中出場。欧州リーグで挙げた2得点はともに途中出場で、勝負強さが光る。3―1で勝利した22日のリーグ、アルタッハ戦でも先発し後半11分で途中交代するまで軽快な動きを披露。14年W杯ブラジル大会ではFW大久保(川崎F)が最後に逆転選出されたが、今回は南野が“ジョーカー”になるかもしれない。