【W杯 今日の注目選手】エースでもエムバペ“優先”グリーズマンはジェントルマン

2018年07月06日 21:00

サッカー

【W杯 今日の注目選手】エースでもエムバペ“優先”グリーズマンはジェントルマン
ウルグアイ戦へ意気込むフランス代表FWグリーズマン Photo By ゲッティ イメージズ
 【ロシアW杯準々決勝   フランス―ウルグアイ ( 2018年7月6日    ニジニーノブゴロド )】 新たなスーパースター候補と注目を集める19歳のフランス代表FWエムバペ。決勝トーナメント1回戦アルゼンチン戦の2得点で、準々決勝(6日)で対戦するウルグアイは警戒度をMAXに引き上げてくるはずだ。
 「アルゼンチン戦と同じ活躍ができるかは分からない。たぶん違うディフェンスをしてくるから」。FWアントワヌ・グリーズマン(27=アトレチコ・マドリード)もウルグアイの“包囲網”を予想した上で、「エムバペがいい状態でいられるかは僕ら次第。気分良くプレーできるように何でもしたい」と全面サポートを約束した。フランスのエースは自分自身ながら、「19歳であの落ち着きは凄い」と評価するエムバペを第一に考えている。

 今大会はPKでの2得点のみ。しかし、相手守備網を切り裂く高速ドリブル、12本中7本が枠内という精度の高いシュート、前線から激しく追う守備で8強入りに貢献した。開幕前日には代表への影響を考慮し、バルセロナ移籍の噂を封印してAマドリード残留を発表する“男気”も発揮した。今季はゴールを決めた際に右手でL字をつくり、額にかざして踊るパフォーマンス「Take The L」を披露。そのポーズをエムバペらにまねされる“イジられ役”にもなり、若いチームの兄貴分として好ムードをもたらしている。

 もちろん自分でもゴールを狙う。相手DFゴディンはAマドリードの同僚で、娘に名前を付けてくれた親友。「マドリードではいつも一緒。感動的な試合になるだろうね」。実力を認める仲間を打ち破り、3大会ぶりの4強入りを実現させる。

 ◆アントワヌ・グリーズマン 1991年3月21日生まれ、フランス中部マコン出身の27歳。14歳でRソシエダードの下部組織に加入。18歳でスペインリーグにデビューし、14年にAマドリード移籍。15〜16年の欧州CL準優勝、17〜18年欧州リーグ優勝に貢献した。14年3月にフランス代表デビュー。準優勝した16年欧州選手権で6得点を挙げ、得点王とMVP。代表通算58試合22得点。1メートル74、72キロ。背番号7。

おすすめテーマ

2018年07月06日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム