ヴィアマがリーグ11年ぶりの開幕7連勝で首位快走。ニッパツは4連勝で3位に浮上【プレナスなでしこリーグリポート(4月)】

2024年05月02日 12:00

サッカー

ヴィアマがリーグ11年ぶりの開幕7連勝で首位快走。ニッパツは4連勝で3位に浮上【プレナスなでしこリーグリポート(4月)】
7節を終えて得点ランキング首位に立つヴィアマテラス宮崎の齊藤夕眞(右) Photo By 提供写真
 第3節で1部の首位に立ったヴィアマテラス宮崎の快進撃が止まらない。4月6日の第4節、アウェーでの朝日インテック・ラブリッジ名古屋との全勝対決は、FW齊藤夕眞の先制弾などで3-1と快勝。第5節でスペランツァ大阪、第6節で静岡SSUボニータを退けると、4月27日の第7節、アウェーの愛媛FCレディース戦では後半に勝負強さを見せた。
 前半で2失点したものの、後半7分にMF松田遥奈のゴール、17分にFW嘉数飛鳥のPKで追いつくと、29分にはゴール前の混戦からのこぼれ球にFW齊藤が左足を振り抜いて勝ち越し。なでしこリーグ1部では、2013年に開幕11連勝したINAC神戸以来、11年ぶりの開幕7連勝となった。

 逆境をはねのけて試合をひっくり返した水永翔馬監督は「試合の入り方が悪く、前半は相手の方が出足だったり気持ちが強かった。それでも後半は我々の特長でもあるアグレッシブなところを出せて逆転できて良かった」と振り返った。目標にしているのは1部昇格初年度での優勝。ここまでの7試合については「非常に満足しています」と語り、「これも選手たちが日頃のトレーニングからしっかり取り組んでくれているから。地元(新富町)の方々のサポートも力になっていると思います」と感謝の言葉を口にした。

 ニッパツ横浜FCシーガルズも4月の4試合を全勝で終えた。4月6日の第4節、ホームのASハリマアルビオン戦で2-1と競り勝つと、第5節からはバニーズ群馬FCホワイトスターに2-0、日体大SMG横浜に1-0、伊賀FCくノ一三重に3-0と3試合連続完封勝利。首位のヴィアマとの勝ち点5差をキープし、3位に浮上した。7節までの失点4はS日体大と並び最少。主将のGK新井翠は第5節の今季初出場に続き、第7節でもクリーンシートを達成した。

 昨年2位の名古屋は第4節でヴィアマに敗れたものの、第5節からは3連勝。4月28日の第7節ではS日体大に先制を許しながら、FW江崎杏那の2ゴールで逆転。勝ち点3差の2位でヴィアマを追っている。

 元なでしこジャパンの大野忍監督が率いるスペランツァ大阪は、4月21日の第6節のAハリマ戦で今季初勝利を挙げた。0-0で迎えた後半41分、MF左子佐月が右足で決勝ゴール。指揮官に監督初勝利を届けた左子は「全員で最後まで諦めずに戦えた結果がシュートにつながった」と振り返った。

 バニーズのFW大矢歩主将は21日の第6節・名古屋戦でリーグ戦通算200試合出場を達成した。

 「プレナスなでしこリーグ2024」1部の5月は第8節から第11節まで全24試合が行われる。ヴィアマは5月4日の第8節でAハリマをホームで迎え撃つ。5月26日の第11節ではニッパツと名古屋が対戦する。

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