J3福島・田坂監督が見せた“昭和の男”の背中
2018年08月18日 10:30
サッカー
「こうやって手をかけて作物を育てる経験がサッカーにも生きてくる。いい経験をさせてもらっている」田坂監督はそう話していたが、20代前半の若い選手たちに指揮官の思いは届いただろうか?地元の風評被害払拭という使命は理解しつつも、プロのアスリートでである以上、選手たちの胸の内に「プレーでアピールすべき」という思いはあって当然。だからこそ、作業中に愚痴も漏れたし、中だるみもあった。そんな選手たちをよそに、ただ黙々と作業を続ける田坂監督の背中に“昭和の男”を感じた。
田坂監督より少し前の時代に育った自分たちの年代では、スポーツ界のスパルタ指導は普通のことで、結果を残せば、称賛こそされたが、非難されることなどなかった。だが、時代が変わり、鉄拳制裁など言語道断。キツい叱責でも「言葉の暴力」と受け止められれば、パワハラになる。今の指導者に求められるのはトレーニング法や戦術などに関する高度な知識なのだろう。それでも、背中で語る昭和の心意気だけは、平成から時代が変わっても残ってほしいと思った。(大内 辰祐)
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