鹿島 3戦連発の濃野は味方に感謝「僕があれだけ上がれるのは、誰かのカバーがあってこそのこと」

2024年04月28日 19:41

サッカー

鹿島 3戦連発の濃野は味方に感謝「僕があれだけ上がれるのは、誰かのカバーがあってこそのこと」
<G大阪・鹿島>後半9分、VAR判定で濃野(右)のゴールが認められ祝福に駆け寄る(左から)樋口、鈴木(撮影・長嶋 久樹) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第10節   鹿島2―1G大阪 ( 2024年4月28日    パナスタ )】 鹿島は敵地でG大阪に2―1で競り勝った。1―1の後半9分に大卒新人DF濃野公人(22)が決勝弾。左クロスに右サイドから走り込み、持ち前の得点感覚で鮮やかにネットを揺らした。J1の新人で8人目、DF登録では史上初となる3試合連続ゴール。G大阪のホームタウンでもある大阪府茨木市で幼少期を過ごした右サイドバックは「スペースを見つけたらどんどん入っていくように指示を受けていた。押し込むだけだった」とうなずき、「自分一人の結果ではない。僕があれだけ上がれるということは、誰かのカバーがあってこそのこと」と周囲への感謝も忘れなかった。
 全試合でスタメン起用を続けるポポヴィッチ監督は、特長を生かした采配でルーキーの力を引き出してきた。「彼の攻撃でのクオリティーは消したくないし、生かしたい。求めているのは“積極的に前にいって自分の良さを出してこい”と」。試合後の会見では「彼が将来代表に入れば、今の私の言葉を覚えておいてください」とアピールした。

 前節の鳥栖戦で敗れたチームは、G大阪戦を前に今季開幕後初めて2部練習を実施。万全の準備で臨み、3月9日の町田戦から続いていたアウェーでの連敗を4で止めた。指揮官は「連戦で強みが薄れてきた部分があったが、今回は準備できた。我々の良さを出した試合。これが鹿島のあるべき姿だ」と言葉に力を込めた。

おすすめテーマ

2024年04月28日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム