トルコ早くも香川のトリコ 契約今季終了までなのに“来季も残って”
2019年02月06日 05:30
サッカー
3日に行われたアウェーのアンタルヤスポル戦に後半36分から途中出場し、新天地デビューを飾った。投入からわずか18秒後に、相手DFの股を抜く技ありシュートでトルコでの初ゴールを奪うと、同39分には直接FK弾を決めてみせた。
わずか3分でいきなり2得点を挙げる活躍に「夢のよう」と語ったが、本人以上に現地メディアも大興奮だ。ベシクタシュとの契約は今季終了までながら、会見では男性記者が「シーズンの終わりに(出て)行かないで。何年も一緒にいてください、カガワ」と日本語で異例のおねだり。これには来季以降は「正直分からない」とした香川も笑みをたたえ、「素晴らしい日本語をありがとうございます。サポーターのために期待に応えられるよう(今季終了まで)頑張りたい」と応じた。
会見前には自身のSNSを更新し、ガラタサライの日本代表DF長友の自宅に招かれ、長友の妻で女優の平愛梨の手料理を囲んだことを明かしていた。会見では食事会に関する質問も飛び、「彼にはおいしい食事をごちそうしてもらったので、その借りはダービーで勝って返せればと思います」と“お返し弾”も予告して会場の笑いを誘った。ガラタサライとの対戦は5月5日に予定されている。注目のイスタンブール・ダービーで主役を演じるため、活躍を続けていく。
【香川に聞く】
――街の印象は?
「イスタンブールは誰もが素晴らしい街だと言っています。長友と話していても素晴らしい街だと言っていたし、(ドルトムント時代に同僚だった)ヌリ・シャヒン、イルカイ・ギュンドアンと話しても素晴らしい街だと言っていた」
――クラブについてはどうか?
「ベシクタシュは歴史あるクラブでスタジアムも素晴らしい」
――デビュー戦で2得点を挙げた。
「ファーストタッチでゴールを決められるとは想像もしていなかった。本当に夢のような感じで、あの日の出来事は一生忘れない。ただ、まだ1試合にすぎない」
――クラブとの契約については?
「契約は夏まで。その先は正直分からないです」