鹿島ACL切符、連覇挑戦権 大岩監督「よくやってくれた」
2019年02月20日 05:30
サッカー
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向上の余地を残しながらも、新戦力と既存の戦力がかみ合った。先制点を挙げたのは新加入の伊藤。「距離感が遠くならないように」と心掛けた2トップの相棒、セルジーニョがヒールで角度を変えたシュートのこぼれ球をスライディングで押し込んだ。一方、セルジーニョは4点中3点に絡み「アントラーズとしての姿勢をピッチで表現できた」とうなずいた。
王者として臨む今大会。内田は「重圧やプレッシャーに負けるようなら、ここで負けていた方がいいんじゃないですかね」と言っていた。プレーオフが始まる前から、難しい戦いへの覚悟があった。
クラブは世界に通用する武器を持った強力な戦力の補強を目指したが、このオフは断念。そこで取ったのは、鹿島らしい方針だった。“中途半端”な補強が既存の戦力の成長を妨げることを避け、若手の「伸びしろ=強化」と捉えること。最年少の20歳で10番を与えられた安部は早速、高い位置のボール奪取から好機を演出した。
シーズンの公式戦初戦を白星で飾ったのは、Jリーグと天皇杯を制した16年以来、3季ぶり。昨季から昌子や西、小笠原が去った。まだ完全合流していないエースの鈴木や三竿を欠く状況。それでもシーズンの好スタートへつなげる白星を手にした。