“デビュー戦男”鎌田、一発回答だ「目に見える結果欲しい」
2019年03月20日 05:30
サッカー
シントトロイデンでは主に1・5列目。森保ジャパンでは「サッカーキャリアの中で一回もない」という1トップでの起用が見込まれる。「正直やってみないと分からないという印象の方が大きい」と話すものの、「大迫選手みたいになれ、と言われても絶対になれません。自分は全然違うと思う」とドッシリとしたポストプレーが持ち味の大迫とは違ったスタイルで勝負する決意。より流動的に動いて攻撃のリズムをつくり出せば、新たなオプションになるはずだ。
「うまく得点ができれば、また(代表の立ち位置が)違ってくると思いますし、これから入り続けないと意味がない」。鳥栖時代から将来を嘱望され、そこから5年。遅れてきた大器が南米勢2連戦で結果を残し、一気に代表定着を狙う。
▽鎌田の初ゴール 鳥栖ではルーキーの15年5月10日、J1初出場となった松本戦でプロ初得点をマーク。0―1の後半27分に投入され、後半45分にクラブの最年少ゴールとなる同点弾を決めた。Eフランクフルトから期限付き移籍したシントトロイデンでは18年9月16日、後半15分からデビューしたヘント戦でゴールを記録。1―1の後半35分に左サイドでボールを受けると、鋭い切り返しでDF2人をかわして角度のない位置から右上に決勝点を叩き込んだ。
◆鎌田 大地(かまだ・だいち)1996年(平8)8月5日生まれ、愛媛県出身の22歳。15年に鳥栖でJ1デビュー。16年にU―23日本代表に選出されるも、リオ五輪代表からは落選。17年6月にEフランクフルトに加入。18年8月シントトロイデンに期限付き移籍。利き足は右。1メートル80、72キロ。